コープフードバンク

活動内容・イベント

「コープフードバンクフォーラム」を開催しました。
食品関連企業をはじめ、食品以外の企業、社会福祉施設・団体、メディア、一般から130名の方々が参加

9月24日 コープフードバンクフォーラム

みやぎ生協コープフードバンクは、9月24日に江陽グランドホテルにて、コープフードバンクフォーラムを開催しました。今回初の開催となるフォーラムでは、これまでの活動報告のほか、「食品ロスの実態」を知っていただくために、農林水産省食料産業局バイオマス循環資源課食品産業環境対策室の長野麻子室長にもご講演いただきました。当日は平日にも関わらず、食品関連をはじめ、企業、社会福祉施設・団体、メディア、一般から130名の方々が参加しました。 食品提供企業を代表して、カルビー株式会社東日本事業本部 宮倉裕幸様、食品提供先施設を代表して、児童養護施設小百合園 竹内久子様、東松島市社会福祉協議会 阿部英一様、法人サポーター企業を代表して、株式会社日専連ライフサービス 羽生正弘様より普段聞くことができない現場の声やコープフードバンクとの関わり合いについて直接お話をいただき、参加者は熱心に耳を傾けていました。各企業、団体、一個人が互いに協力し、食べ物を大切にする思いでつながる人の輪とその輪が生み出す大きな一歩について再認識する機会となりました。

  • 行政からの声
  • コープフードバンク活動報告
  • 食品提供企業からの声
  • 食品提供先からの声
  • 食品提供先からの声
  • 法人サポーターからの声
世界、そして日本の「もったない」事情。

「食品ロス」という言葉を聞いたことがありますか?

「食品ロス」は、本来食べられるにも関わらず破棄されている食品廃棄物のことです。日本で出ている食品廃棄物は年間約1700万トン。このうち、本来食べられるのに廃棄されている「食品ロス」は、年間約500〜800万トン含まれると推計されます。(平成22年度農林水産省推計)

年間約500〜800万トンという量は、日本の米生産量に匹敵します。さらに、世界全体の食糧援助量の約2倍にあたるのです。世界の栄養不足人口は、2012年の段階で、世界人口の8人に1人、約8億7千万人いると報告されています(FAO「The State of Food Insecurity in the World 2012」)。この8億7千万人が十分に食べられる量を、日本人が破棄しているのです。

食品ロスをなくす為に私たちができること。

食品ロスには、さまざまな要因が複雑に絡んでいますが、そのひとつが「3分の1ルール」だと言われています。「3分の1ルール」とは、製造から賞味期限までの期間の3分の1を過ぎた商品は小売店に納品できないとする食品関連産業の商習慣。この習慣によって、賞味期限まで猶予がある食べ物が大量に破棄されているのです。これは、今後、食品産業全体で取り組むべき重要な問題です。

家庭での食品ロスも見過ごせません。食品ロス削減のため、特に知ってほしいのが消費期限と賞味期限の違い。消費期限は「期限を過ぎたら食べない方がよいもの」。一方、賞味期限は「おいしく食べられる期限」です。賞味期限を過ぎても、すぐ食べられないわけではありません。フードバンクは日本の「もったいない」文化を取り戻すために、重要な役割を果たしていると私は考えています。参加企業は食品ロスを減らせるとともに、食品を破棄するコストも削減できます。さらには、ボランティアや子どもたちなど、活動に参加する多くの人が食品ロスについて考えるきっかけを作っているのです。フードバンクを通して、いい循環が生まれています。たくさんの人を巻き込みながら、フードバンクがもっと盛り上がっていくといいですね。

みやぎ生協は宮城県内の世帯7割のメンバー(組合員)を持ち、食品供給を通した、多くの食品メーカー様をはじめ、様々な企業様とのお取引関係があります。私達には、このつながりをベースにフードバンク活動への関心の向上を促す役割を担う必要があります。

「食料品」を配給する事業者として大切な食品を無駄にしない事業者責任、廃棄を減らすことでの環境貢献、福祉的観点による保護や養護、援助が必要な人への支援を通した「地域福祉」への寄与、これらはみやぎ生協がコープフードバンクを通して、お取引先様との「協同」で実現する社会的意義のある活動です。食品の無駄をなくし、必要としている人へ届ける事で、食品は有効活用ができます。コープフードバンクは「誰もが安心して暮らせる社会づくり」をめざす上での取り組みのひとつなのです。

カルビーの企業理念は「自然の恵みを大切に活かし、おいしさと楽しさを創造して、人々の健やかなくらしに貢献すること」です。自然の素材を大事に使い、おいしいお菓子を届けるのが使命だと日々努力しています。

一方で私たちが頭を悩ませているのが食品残の問題です。多彩な商品を扱っているため、どうしても廃棄せざるを得ない製品が出てしまうのです。もったいないのはもちろん、廃棄コストもかかります。さらに、一生懸命お菓子を作っている生産現場のモチベーションをも下げてしまうのです。

販売できない商品を有効活用してもらえるのは、私たちにとっても大きなメリットがあるのです。私たちが消費者につなげ損なった自然の恵みを、コープフードバンクがしっかりとつないでくれていると感じています。

小百合園には現在49名の子どもたちが生活しています。コープフードバンクからいただく食材は職員と子どもの会話のきっかけにもなっています。先日いただいた冷凍みかんには、小さい子どもが「すごい!初めて見た!」と目を輝かせていました。みんなで冷凍みかんにまつわる思い出を話したり、食べ方を教え合ったりして、楽しくおやつの時間を過ごすことができたんですよ。

家庭用の食品はいらないのでは?と聞かれることも多いのですが、そんなことはありません。小分けのジュースが出ると、自分だけの飲み物だ!と喜びますし、家庭用の冷凍食品もお弁当に入れたりして活用できます。

最近、子どもたちが、支援のありがたさや食べ物の大切さについて話すようになりました。コープフードバンクは子どもの心も豊かにしてくれているんです。

東松島市社会福祉協議会は、地域の福祉活動や生活困窮者を支援する民間の社会福祉団体です。

東松島市では震災直後から生活困窮者からの相談が増えています。その日食べるものに困って社協を訪れる人もおり、そういう方にコープフードバンクから提供いただいた食品を渡しています。先日訪れた男性は、震災で住居と仕事を失い、収入がほとんどない中でお子さん2人を育てていました。家族3人がすぐ食べられるようにとコープフードバンクの食品を支援したところ、本当にありがたいととても感謝されました。

生活困窮者を支援するセーフティネットは、現在なかなか整備が進んでいません。特に、食に対するセーフティネットはほとんど構築されていない状況です。社協がコープフードバンクと力を合わせて、生活困窮者を支援するシステムを築いていけたらと考えています。

クレジット機能付の便利なCOOPトリプルカードの発行元、日専連ライフサービスでは、法人サポーターだけでなく、会社の全社員が個人としてもサポーターになりました。それは地域と共に皆様の生活を応援するみやぎ生協の企業理念とコープフードバンクの意義のある取り組みに際して共感をして実現した事です。食品企業ではなくとも、各企業が協力できるそれぞれの形でコープフードバンクの活動を支えていければと考えています。

日専連ライフサービスでは、日専連カード会員でコープフードバンクの活動に共感し賛同してくださる方を対象に個人サポーターの賛助金を日専連カードで支払う事のできるサービスを開始しました。これからも、コープフードバンクのサポーター募集に寄与していけたらと考えています。

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お問い合わせ先

コープフードバンクお問い合わせ

コープ東北 コープフードバンク TEL:022-779-1556