コープフードバンク

活動内容・イベント

第2回「コープフードバンクフォーラム」を開催しました。
食品関連企業をはじめ、食品以外の企業、社会福祉施設・団体、 メディア、一般から138名の方々が参加

コープフードバンクは、10月21日、フォレスト仙台にて、「コープフードバンクフォーラム2014」を開催しました。
第2回となる今回。会場には食品関連をはじめとする各企業、社会福祉施設・団体、メディア、一般から138名が詰めかけ、食を通じて人や企業、団体が互いにつながり、その輪を大きく育てていく誓いを新たにする機会となりました。

  • 〈基調講演〉
  • コープフードバンク活動報告
  • 〈活動報告〉声
  • 〈活動報告〉声
  • 〈実践報告〉声
  • 〈実践報告〉声
〜フードバンクの意義と役割〜 「世界の食糧事情について」
世界の食糧は「足りている」。

食糧は世界全体の穀物生産量と需要量、在庫の推移を見れば、十分に足りていることが分かります。しかし地域によって需給のバランスが取れておらず、現在世界の9人に1人、約8億人が栄養不足に苦しんでいます。また、人口の増加や新興国における食生活の変化、気候変動や異常気象の頻発等により、世界の食糧安全保障は脅かされつつあります。

小さな活動をつなげ、グローバルな動きへ。

食べるために生産された食料のうち約1/3、年間約13億トンが、人の口に入ることなく失われたり廃棄されています。これを「食品ロス」および「廃棄」と呼びます。その原因は、地域によって異なります。先進国では、過剰な外観品質基準(見た目)や生産過多、途上国ではインフラの不備、加工施設やマーケットの未整備などが挙げられます。そのため、先進国では食べられる状態なのに捨てられるケースが多く、途上国では消費者の手元に届かないケースが多くなっています。これらを受けて、世界のさまざまな団体で食品ロスの軽減に取り組む動きが活発化しており、フードバンク活動もその一つです。

フードバンクの直接的な意義は、食べられるのに廃棄される流通段階や消費段階でのロスを低減し、地域にある家庭等の栄養不良改善に貢献すること。小さな活動を多くの場所で実現すれば、それが大きな輪となり、世界の食糧安全保障に大きく貢献するでしょう。

「協同」で実現する 「フードバンク」の理念

みやぎ生協では2012年に「コープ・フードバンク」を設立し、主体的に活動を行ってきました。今年3月には「コープ東北サンネット事業連合」へ移行し、東北全体を視野に入れた活動に取り組んでいます。みやぎ生協がフードバンクを行うことで、食品メーカー様には信頼のおける余剰食品の提供先として活用いただき、また加入いただいている県内7割の世帯への情報提供ができます。

私たちは、食品を直接お渡しする立場ではなく、「橋渡し役」です。活動を通して、「食品の無駄をなくし、誰もが安心して暮らせる地域社会づくりを行う」というみやぎ生協の社会的使命を、お取引先様や行政・福祉関係者の皆様との「協同」で進められることに、大きな意義があると考えております。

社会的意義だけでなく、コスト削減や社員の意識向上にも寄与

当社のCSRは「共通価値の創造」、社会とネスレの双方にとっての価値をつくり出すことです。具体的には、「助け合う社会の実現」「環境保全」「コミュニティーのための活動」を柱としており、フードバンクも重要な活動のひとつです。

フードバンク活動を行うメリットは、食品の無駄をなくし資源を有効活用するという、社会的意義だけではありません。廃棄コストの削減や、社会貢献による社員のモチベーションアップなど、われわれ自身にとっても大きなメリットが生まれています。

お腹だけでなく、「心」を満たす贈りもの

フードバンクからお預かりする食品は、地域の生活困窮者や町内へ避難してこられている被災者の方へお渡ししています。高齢で低所得の方、困窮していても生活保護を受けずに車上生活を送る方、ひとり親家庭など、ぎりぎりの状態になってやっとSOSが届くこともあり、祈るような気持ちで、食べ物や飲料をお渡しします。つらい状況にある方にとって、フードバンクからの食料は単にお腹を満たすものではありません。

「誰かが支えてくれる」「助けてくれる人がいる」という安心感は、何よりも生きる力になるのです。ですから私たちは、いつも「フードバンクからいただいた食べ物ですよ」とお伝えします。

皆さまの支援の心を伝えるのが、私たちのミッションです。

コープフードバンクは地域資源、生きる力の源です

ワンファミリー仙台は、路上生活者をはじめ生活に困窮する人などの社会的弱者に対して自立支援を行う団体です。路上生活をする方々と毎週早朝に行う清掃奉仕活動後の朝食として、食料を役立てています。労働をして「社会に役立った」という思いが、自立や就労へのモチベーションにつながります。更生保護のための自立準備ホームで痛感するのは、フードバンクの活動は間違いなく犯罪数を減らしているということ。お腹が満たされると心にゆとりが生まれる、これは極限状態での犯罪の抑止力です。フードバンクの活動は、数字に表れなくとも一人ひとりの人生に絶大な影響を与える、重要な地域の資源です。

笑顔と会話を生むコープフードバンクの「心」と「行動力」

児童養護施設は、さまざまな事情で家庭が養育できない子どもを健全に養育する福祉施設です。フードバンクからはこれまで飲料やお菓子、食材、日用品など多くの支援をいただいています。特に印象深いのは、鍋料理の素をいただき、施設で鍋を囲んで楽しい団らんの時間を持てたこと。食材を分け合う姿を見て、「成長したなぁ」とうれしくなりました。

この活動は、物だけでなく「心」を届けてくださっていると思います。食べ物を大事にする心はもちろん、社会を良くするために行動を、教えていただきました。その「心」を、私たちは子どもたちに伝えていきたいと思います。

お問い合わせ先

コープフードバンクお問い合わせ

コープ東北 コープフードバンク TEL:022-779-1556